私たちは地域活性学会のメンバーである元地域活性化担当内閣審議官、元地方公共団体職員、地域活性化に取り組むNPOのメンバーや地域課題をテーマとする若手の研究者が中心になって活動をしています。

私たちはスポーツによる地域の活性を目座すことを軸として活動を始めました。地域の健康づくりに関する研究会を立ち上げたのに続いて、2020のオリンピック、パラリンピックに関連する活動としてホストタウン事業を通じて地域活性化していくための方策を考えるための場を政府の関係機関と連携して提供してきました。そして現在はスポーツで地域の人々が健康に暮らしてゆくことを目指す「元気みらい都市」構想を政府の関係部局と連携を取りながら普及してゆくこととしています。

オリ・パラが単なる一過性のイベントだったということに終わらせるのではなく、オリ・パラは素晴らしいレガシーを残してくれた、スポーツの祭典であるオリ・パラがあったから自分たちもスポーツを通じて元気づくりに取り組むようになれた、と言ってもらえるものが生まれてくればと考えています。そのための仕掛けが「元気みらい都市」構想です。この構想は人々一人ひとりの元気づくりということだけでなくそれと合わせて地域全体の元気、地域の活力の元となる地域の絆を強めていくことを視野に入れています。

今、地域の活性化と健康で元気な地域づくりはすべての地域社会の願いだと思います。われわれの「元気みらい都市」プロジェクトに多くの地域の皆さんが参加してお互いに切磋琢磨しながら地域の力と人々の健康を育てていてもらうお手伝いをする活動をこれからも続けていく所存です。